コンプライアンスで飯は食えないが、手を抜くと倒産の危機を招く;「疑惑追及してきた弊社がカメラから逃げた」「女性本人に会い直接おわびしたい」…フジ記者会見の要旨2025年01月27日 22:04

「疑惑追及してきた弊社がカメラから逃げた」「女性本人に会い直接おわびしたい」…フジ記者会見の要旨

今、コンプライアンスの重要性を知らない企業は無いだろう。 しかし、コンプライアンス活動は売り上げ、利益を生まないので、お題目だけは書いていても、グループ会社を含めて徹底している会社ばかりではない。

だからコンプライアンス違反の不祥事が無くならない。そして不祥事が会社存続の危機を生む。実際に経営危機に陥り、倒産や事業縮小、身売りなどで多くの従業員が解雇されている。

経営陣が「企業はガバナンスを強化するためにコンプライアンスを遵守し、リスクマネジメント」を行う意識と社内啓蒙活動が無ければだめという事だ。

また、第三者機関が受ける内部通報窓口も必須だ。そして、この窓口からの情報はコンプライアンス部門と人事部門が先ず重要性と緊急性を判断して、社長を長とする危機管理委員会に報告する。このプロセスでは社長だけの独断は有りえない。

もしフジテレビに内部通報窓口が整備されていれば、中居氏の被害者は事件を上司に知られる事無く通報でき、編成部長、中居氏、事務所に警告するとともに、被害者への対応が週刊誌沙汰になる前に対応出来たはずだ。

何をやっても視聴率が上がって儲かれば良い、と言う考えは、もう化石化した時代であることを認識しなければいけない。