身の丈の経営と統制:スカイマークが民事再生法2015年01月29日 21:58

民事再生法を申請と言っても、実際は倒産と同じ事を意味する。
国内線で言えば、低価格競争LCCとは少し距離を置いた位置付けで、コストとサービスのバランスが良い会社だった。

それが、海外への運行を目指し、少ない便数でも多くの人が運べるA380を6機も発注した時点で、間違っているとか冒険過ぎると言う声が経営陣から出なかった、又は出せなかったことが原因であり、その経営陣にメスを入れることなく(社長が辞任しただけでは、解決にならない)、再生しようというのは無理だ。

資金が不足しているのだから、安く多くの便を飛ばすのは無理、経費削減はサービスや安全性の確保にも影響が出てくる。

身の丈の経営を考え、飛躍のチャンスが伺えるとしても、A380を1機導入して、その後の可能性を検証するのが資金力に限りの有る会社の選択のはずだ。

高度成長期のように、いつも右上がりの拡大が望める会社は非常に限られており、拡大にチャレンジする時には失敗したときでも業績に悪影響を与えない条件がそろっていないと、企業は破綻する。

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