墓穴を掘る日本企業:武田、外国人CFOがネスレへ2015年06月25日 12:07

人材引き抜き引き抜かれ…武田、外国人CFOがネスレへ

日本企業が年功序列・終身雇用制から、業績評価・能力主義に舵を切った時点で、企業風土と愛社精神を持ち合わせた人材が働く会社形態は重要視されてなくなりました。

そしてグローバル化の名の下で、愛社精神が醸成されていない外国人の役員がヘッドハンティングに乗るのですから、武田の様なケースが増えてきてもおかしくないですね。

このままでは、ブランドと企業文化がマッチしない会社が増え、当社は○○が創業精神だから、○○の事業は何としても成立させて行くぞ、と言う意思も薄れるので、どの会社でも殆ど変わらない商品やサービスの提供となりがちです。

結果として、この商品、サービスでなければ、と言う購買意欲を刺激するものが無くなり、価格競争だけに頼る会社が増えてくるのは、楽しみがなくなりますね。

逆に言えば、長年、個性と独自性が企業イメージ・風土とマッチした商品やサービスを提供する会社は、規模は少なくても高い利益率が望める事につながります。ここら辺は米国より欧州を見た方が分かるでしょう。