何周年記念で無理をして苦境に陥る会社に気をつけろ2016年03月24日 10:18

企業経営者は、自分が社長の在任中に創立10周年とか50周年等の区切りが来ると、売上げなどで思い切り背伸びをした花火打ち上げの発表する会社を時折みかけます。 そして、そういった企業の半分以上が、その後約3年以内に大きな苦境に見舞われているのです。 そういった意味で、パナソニック 100周年で無理をしない、と言う判断は賢明だと思います。

パナソニック、売上高目標「10兆円」を撤回

花火を打ち上げた後で苦境に陥りやすい原因は明確で、高度成長期でもない今は、売上げ拡大は新商品投入、海外市場の拡大や競合他社からのシェア奪還をしなければなりませんが、企業は普段からこの活動をしている訳で、更なる上乗せは需要の先食いを生み、結果として息が続かなくなるばかりでなく、大幅減少に繋がるからです。

こういった事を避ける為に、何周年を迎える経営者は、ブランドイメージアップ宣伝、記念限定モデル、従業員や株主への還元等に留めるべきでしょう。

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