スズキはどうなって行くのか?2016年03月26日 12:38

軽自動車の雄・スズキの「迷走」~カリスマ経営者・鈴木修会長も老いには勝てぬか という記事、書き出しは「インドで生産した逆輸入車をスズキが販売」する事についての鈴木会長のコメントで、日本の自動車メーカーとしては初めての試みに対して、この記事の筆者井上 久男氏は、鈴木修氏の健康問題や冷徹な人事、後継者不足、トヨタ等の支援が無ければ経営不安と結び付けており、 インドで生産した自動車は駄目に決まっている、それを強引に決めた鈴木会長を強力に否定しています。

鈴木修氏のワンマン経営ぶりは業界では有名であり、スズキを売上高3兆円の企業に一代でしたその手腕は高く評価されるべきでしょう。

経営者はまた引き際も重要で、ワンマン経営者であっても老害になってはいけない。会社のことを考えるのであれば、口を出さずにすべてを任せるしかないのです。

この記事では社長の長男・俊宏氏について、「大企業を引っ張るリーダーシップには欠ける」として、否定的ですが、その例が修氏が「たぬき親父」、「腹芸」が出来るからと、町工場の親父を自負していた前時代的経営手法を評価しています。

その手法を否定するものでは有りませんが、時代が変わり、グローバル化した3兆円の会社の経営手法は変わっても良いはずで、この記事は糞も味噌も同じにしてしまって、さらに経営問題にまで拡大解釈をしています。

インド製の自動車を販売する鈴木会長の論理は明確で、経営的には納得できます。それが成功するかどうかは別ですが、現時点では最良の選択肢です。また、失敗してもスズキの経営が傾くほどの規模では有りません。

こういった、記事を読むのは、事実と論理的構成を見極めて、ニュートラルな判断をする必要が有ります。

私は、この記事は悪意が込められた構成であり、トヨタとの提携を含めてスズキは適切な判断と経営を進めると思います。

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