部下から尊敬される上司2012年09月11日 21:27

人によっては、会社での地位向上を狙っているだけの人が居る。上司の言う事にはどんな無理難題であろうが、対応してみせる。
その結果として部下に色々な悪いしわ寄せが来る。
こんな上司を持った部下は不幸だが、何も言えない。文句を言えばその直属の上司だけではなく、その上の言動まで否定する事になる。

こんな上司は決して尊敬されないのだが、上手くやって高い地位を得て行く、理不尽極まりない事が、現実として起こっているのである。

私の経験では、このようにして地位を上げた人が50%、実力で登って行った人が50%程度だ。そのどちらの道を進むのかはあなた次第だが、部下から尊敬されると共に、ヘッドハンティング等で欲しいのは実力のある人である。

そして、違いが如実に表れるのが、あなたが大きなミスをした時である。部下から尊敬されている人はそのミスの回復に部下が全力で協力し、取り組んでくれ、助けられるのである。
尊敬されない上司は、部下からは「あなたのやり方の無理が出たのだから、自業自得だな」としか思われない。

苦労して来た実力派の経営者であれば、この点は直ぐに分かる。その時は実力の付いていない上昇志向だけの人は、全く評価されずに表舞台から立ち去るしかない事もある。

ここに出てきたように、部下から尊敬される上司は、その上や部下に迎合することなく、実力が第一である。実力とは、実務能力や社内外のコミュニケーション能力と適切・かつ迅速な判断力と指示、その結果が悪かった時の謝罪と責任を取れる人のことである。

「自分の評価は自分でするものではない、他人からの評価が一番正確なのだ」